自社で構築から運営まで行うとなると、かなりの費用が掛かるイメージもありますが、そんなことはありません。
ここでは、企画から効果測定などの運営方法まで、低予算ではじめるオウンドメディアの作り方をご紹介します。
オウンドメディアのメリット
見込み顧客の獲得
自社でターゲットを設定し、見込み顧客に対して訴求することができます。 うまく訴求できれば、ユーザー獲得やリード獲得に繋がります。SEO(検索エンジン最適化)対策
コーポレートサイトやLP(ランディングページ)ではカバーできないコンテンツを作成し、SEO対策を行うことができます。 なお、Googleのサイト評価方法は、サイトのコンテンツを重視する方針で、 「オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。」と公表されています。参考:Google公式ブログ 日本語検索の品質向上にむけて
自社でコントロールできる
自社でコンテンツやサイト戦略をコントロールすることができます。 ペイドメディア(広告媒体)、アーンドメディア(SNS媒体)では伝えきれない部分を訴求するコンテンツを作成したり、 サイトのPDCAについて自社で回すことができます。コストパフォーマンス
運営方法にもよりますが、ペイドメディア(広告媒体)などへの広告費用よりも低予算で運営できる場合があります。 運営戦略も自社で行うため、予算もコントロールしやすいと言えます。オウンドメディアの企画立案
KPIを決める
どんな企画できもそうですが、企画の目的とそのゴールを明確にする必要があります。目的に対する評価指標として、KPI(主要業績評価指標)を設定し、効果測定を行います。
例:
目的 | KPI |
---|---|
CV、売上 | CV数、売上高、問い合せ数 など |
見込み顧客、認知拡大 | PV、UU、シェア数 など |
ユーザー獲得 | フォロー数、購読者数 など |
SEO対策 | 検索順位、検索流入数 など |
ターゲットを決める
どんなユーザーに見てもらいたいか、ターゲットを設定します。 ペルソナ(顧客プロファイル)を作成したり、既存サイトのアクセス解析からユーザー層を把握したり、 逆にまだアプローチできていない層に狙いを定めるなどの方法があります。ターゲットは絞りすぎる必要はありません。効果測定をしながら、自社で柔軟に対応できるのがオウンドメディアの強みです。
コンテンツを決める
最も重要なコンテンツについて、誰が、どのように、どんな頻度で作成するか決める必要があります。全てのコンテンツを自社で作成する事例もあれば、外部のライターに依頼する事例もあります。
例:
ターゲット | 記事のテーマ | 主要キーワード | ライター | 配信頻度 |
---|---|---|---|---|
ターゲットA | テーマA | キーワードA,B,C | 外部ライター | 週2-3記事 |
ターゲットB | テーマB | キーワードD,E,F | 自社担当者 | 週1記事 |
オウンドメディアの制作構築
システムを決める
オウンドメディアは更新性の高いサイトのため、CMS(コンテンツマネジメントシステム)の利用が推奨されます。CMSには、WordPress、Movable Type などがあります。 WordPressは、無料から利用できるため人気があり、「全世界のサイトの4分の1はWordPressで作られている」と言われています。
参考:全世界のサイトの4分の1はWordPressで作られている
WordPress公式サイト
デザインを決める
サイトのデザイン制作やコーディングに、かなりの費用が掛かるイメージがありますが、 WordPressならテーマ機能によって目的に合ったサイトを簡単に構築することができます。LIQUID PRESS「オウンドメディア構築用WordPressテーマ」は、 オウンドメディア専用に設計されたテーマです。デザインを簡単にカスタマイズすることができ、多数のオウンドメディアへ導入された実績があります。 このようなテーマを利用することで、簡単に高品質なオウンドメディアを構築することができます。
オウンドメディア構築用WordPressテーマ
参考:LIQUID PRESS 導入事例
オウンドメディアの効果測定
アクセス解析
サイト運営の基本ですが、Googleアナリティクスなどでアクセス解析を行います。 PV、UU、流入経路、流入経路別のCV率などサイトのパフォーマンスを確認することができます。 アクセス解析によってサイト全体の効果測定を行い、PDCAを回していきます。コンテンツ分析
オウンドメディア構築用WordPressテーマでは、 コンテンツ分析β機能が内蔵されています。Googleアナリティクスのような複雑な設定は不要で、 記事コンテンツ別の表示回数やシェア数などを簡単に確認することができます。 SEO対策の参考となる本文文字数やキーワード出現数の表示にも対応しており、オウンドメディア専用の分析機能となっています。 オウンドメディア コンテンツ分析β機能効果を可視化する
閲覧数をツリーマップで可視化するWordPressプラグインもあります。このプラグインでは、閲覧数がインフォグラフィックで分かりやすく可視化されるため、さらに直感的にパフォーマンスを確認することができます。 専門の知識がなくても簡単に利用することができます。 閲覧数をツリーマップで可視化するWordPressプラグイン
まとめ
オウンドメディア構築用WordPressテーマを利用すれば、低予算でオウンドメディアをはじめることができます。 また、アクセス解析やコンテンツ分析などで効果測定を行うことで、的確にPDCAを回し、ゴールにつなげることが期待できます。オウンドメディア構築やWebマーケティングについてのご相談はお気軽にお問い合せください。